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【 密かに語る沖縄独立論 その4 】 [政治]

【 密かに語る沖縄独立論 その4 】

 

別の民族だから、別の国家であるべき・・という独立論者の論理は詭弁です。日本をはじめ、多くの国家は多民族国家です。 むしろ単一民族で構成される国家の方が少数派であり、国境を隔てる理由は肌の色より思想信条や宗教の方が多いと言えます。

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マスコミは、これまで政治家が日本を単一民族国家と言おうものなら、すぐに揚げ足を取り、噛みついてきました。「虐げられたアイヌを忘れるな」、「沖縄の人々を忘れるな・・」という訳です。 その影響を受けた鳩山元首相などは、「日本は日本人(日本国籍を有する人々)だけのものではない」という、理解に苦しむ発言をしています。

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それが最近は風向きが変わってきました。これまで挙げてきたように、中国は「沖縄は日本のヤマト民族とは異なる民族であり、だから琉球は日本から独立した国家だ」 と主張しています。 これは50以上の民族を束ねていることを誇る中国の主張とは思えないのですが、日本の中に、その主張に賛同する人が多くいます。

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北方領土を返したくないロシアは、「南クリル諸島(北方四島)に、もともと暮らしていたのは日本人ではなくアイヌ人であり、これらの土地は日本に帰属しない」と主張しています。そして日本の親ロシア勢力、および左派系の言論人は、それを受けて北方領土は日本のものではない・・と言いだしています。

http://userweb.alles.or.jp/tariq/pirika/gogo-nothandominon2002.html

ロシアは従来 「それまで誰が住んでいたかではない。血を流した戦争の結果が、国境線だ」と言っていましたが、アイヌの人々の主張を聞いて、主張を180度変えたようです。全く要らぬ知恵を付けたものです。

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沖縄独立論者、北方領土返還反対論者が拠り所とする、「ひとつの民族は自分の国家を持つべきだ・・」という主張は、大きな矛盾を含むと同時に、混乱の要因となります。それらの人々が強いシンパシーを感じている中国もロシアも代表的な多民族国家ですが、それについては言及しません。

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少数民族つまりマイノリティは、しばしば迫害され、不利益を被る・・というのは事実です。だから中国、米国など各国は少数民族を優遇したり慰撫したり、なんとか公平の実現を図りますが、あまり成功していません。でもそれだけ苦労しても、国家の分裂を避けるべきだ・・というのが、一般的な国家の理念です。

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北方領土は日本に返還すべきではなく、ロシアに帰属させるかあるいはアイヌ共和国として独立させ、沖縄は琉球国家として独立させるべきだ・・というのは、一種のアナーキズムに近い訳ですが、本当は沖縄独立ではなく、中国の属国を目指すとなるとこれは別の問題です。

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マスコミは、玉城デニー氏が何時首相や官房長官と面会するかに注目していますが、私は玉城デニー氏が何時中国を(密かに)訪問するかに注目しています。


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