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【 旧来メディアの夜郎自大 】 [インターネット]

【 旧来メディアの夜郎自大 】

尖閣の漁船衝突事件あるいは、ビデオ流出事件に対する、新聞各紙のコメントの歯切れが悪いようです。ある程度読者に迎合しなければ、部数は伸びませんし、一方で中国様のご機嫌を損ねる事はご法度だし・・、どうしてもどっちつかずの表現になります。

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その中で朝日新聞は、思い切った署名論説を発表しました。それも写真付きです。 5人の人に意見を述べさせています。

http://webronza.asahi.com/politics/2010111000003.html

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まず一人目、高成田享は以下の様に語ります。

ビデオ流出は、知る権利とは無関係なただの愉快犯的な犯行であり、その不真面目さの故に厳罰に処するべきだ。 もし、本当に人々に真実を伝えたいなら、既存の権威あるメディア(朝日新聞のこと?)に持ち込むはずであり、そうせず無責任なインターネットに流したのは、深く考えない愉快犯的犯行であった証拠。

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二番目の中国人 肖宇生は、中国人の目には、巡視船の方が漁船にあてさせたと見えると語っています。 そもそも船の大きさや性能が全く違う漁船が自分から巡視船に当てるなど常識的に考えられないとしています。

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3人目の藤原秀人は、尖閣は中国にとって「核心的利益」なのだからビデオを流しても、中国の態度が変わるはずがない。だからビデオ流出は無意味であり、怪しからん犯罪 と語ります。

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4人目の桜田淳は、対中国の過大な配慮は、日本の危険なナショナリズムに火を点けるのでよくない。その延長線上として、同様に日本人のナショナリズムを刺激するので、ビデオ公開もいけない犯罪であると語ります。

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5人目の谷田邦一は、日中もし戦えばという空想物語を語り、全く意味不明です。

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結局、ビデオ流出をよくやったという、国民の大半の声は無視され、ビデオ流出は怪しからんという、仙谷に阿るような意見ばかりです。

肖某は、中国人の立場を明確にしている分、ある意味正直ですが、他の4人もどこの国の人の言葉なのか全く不明な言い方です。まるで中国人のようです。従って、中国を非難する意見は皆無で、心配なのは日本側の危険なナショナリズムの台頭という具合です。

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オヒョウの目にはナショナリズムが沸騰しているのは、どうみても中国側なのですが、いつの間にか日本側の問題にすり替えられています。

奇々怪々ですが、こんな新聞を読めば「健全な国民はビデオ流出の犯人の処罰を望んでいるはず・・」などというトンチンカンな官房長官の発言も出ようというものです。

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それにしても、高成田享とは・・・なんと愚かな男でしょうか。

「誠意ある行動であるなら、既存のマスコミに情報をタレ込むはずだ・・」とはまさに新聞記者が、驕りがネクタイをした存在である事を示す意見です。

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いったいどこに信頼するにたるマスコミがあるというのか?

サンゴ事件や、教科書事件で捏造報道をばら撒き、常に偏った立場で報道する朝日新聞を信頼せよというのか?

朝日新聞の記事をそのまま受け取れば、林彪はまだ生きています。

ポル・ポトは大虐殺せず、優しいアジアの社会主義国を建設しています。

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新潟県の海岸で発生した北朝鮮による拉致事件では、早くから朝日新聞に情報が持ち込まれたのに、同社は「北朝鮮がそんな事をする訳がない」と金正日が認めるまで、拉致を否定し続けました。

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多分、冗談でしょうが、ある人が福知山線脱線事故に関する情報を朝日新聞に持ち込んだら、「我社は宝塚線の脱線事故については関知しているが、福知山線脱線事故など知らぬ」といって突っ返されたとの事。

そんな新聞社に映像を持ち込んだらどう料理されるか分かったものではありません。

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あるいはビデオ画像だから・・ということで、TV局のTBSに持ち込めと言うのでしょうか? あのオウム真理教に取材映像を見せて、坂本弁護士一家殺害の原因を作り、あまつさえ、そのこと隠し続けて、多くのテロ事件を招いたあのTBSに?

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現在の日本では、真実を報道するにはインターネットを用いるのが一番です。情報提供者は真実を加工される事を嫌います。ちょうど漁師が最高の魚を釣り上げた時、煮魚や焼き魚ではなく、生の刺身で食べて欲しいと思うように。

つまり、ありのままで編集されない映像を視聴者に提供し、判断は視聴者に委ねる・・という形が理想です。

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Sengoku38はどのような形で情報を流すか悩んだに違いありません。その結果、オヒョウの考えと似たような理由でYou Tubeを選んだのでしょう。

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米国では、インターネットと旧来のマスメディアの争いは終結しています。従来の新聞やTVは、敗北を認め、しかしインターネットを内側に取り込む形で、新たなメタモルフォスを進めています。

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インターネットを信用できない無責任な情報の集まりとし、人々を扇動する右翼に利用される危険な存在として非難するだけの日本のマスコミは己を知るべきです。

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やがて、Sengoku38You Tubeにリークした動機や考え方がマスコミに発表され報道されるでしょう。 その時、朝日新聞は捏造情報として、Sengoku38は愉快犯として深い思慮なしにリークしたと報道するかも知れません。実際、高成田の後輩のいる新聞社なら、その可能性はあるとオヒョウは思います。




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