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【 イスラムの侵食、アフリカの浸入 その2 】 [フランス]

【 イスラムの侵食、アフリカの浸入 その2 】 

増え続けるアフリカからの移民や異教徒を、表向きは拒絶できないフランス政府は、そこで姑息な手段・・というか嫌がらせをしてきます。その一つは、ブルカの着用を法律で禁止するというのです。ブルカはアフガニスタンの女性の衣装で、髪の毛だけでなく顔も隠します。それじゃ、前が見えないじゃないか・・と思いますが、目の前は網目になっていて、内側からは見えるそうです。

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フランスの下院は、ブルカの着用を禁止する法案を可決しました。この秋には上院でも可決される可能性があります。http://mainichi.jp/select/world/news/20100715k0000m030042000c.html

法案を提出した議員は、治安上、ブルカの着用は問題がある・・と語ったそうですが、理解に苦しみます。 なぜ顔を隠す事が犯罪につながるのか? むしろ、隠すべきところを隠さない方が犯罪じゃないか・・?

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理由がこじつけなのは明白です。それ以前に、フランスの学校では女生徒がヘジャブを着用する事を禁止しています。 ヘジャブは、髪を隠すスカーフで、ブルカほどハードな“イスラム衣装ではありません。

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スカーフなら映画に登場するフランスの女優だってみんな着けているではないか・・。どうして教室の女生徒がしてはいけないのか? ちなみに女性の帽子はファッションの一部ですから、屋内で被っていてもいいですし、目上の人の前でも取る必要はありません。 スカーフもそれに準じるはずなのですが・・。

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髪の毛を人眼に晒すのが恥ずかしい・・という感覚は理解できませんが、人間の常識は場所と時代で変わります。彼らを非難できません。日本でも、映画やグラビアのヌードに陰毛が写ると、大騒ぎした時代があります。官憲のチェックを免れて、出版した写真集の腰巻にはヘアヌードという和製英語が書かれていました。 これはアメリカ人には理解できない表現でしょうね。 「どうしてヘアーが陰毛の意味なのか?」

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日本では、口に出すのを憚る単語は、しばしば英語にして話すのだ・・と言えば納得するかも知れません。それは英語でも同じです。ちょっとエッチな単語はフランス語にしてごまかしたりします。

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顔を隠したり、髪の毛を隠す事が風紀や秩序を乱すというのは、やや暴論ですが、自分たちの習慣をかたくなに守る態度はしばしば反感を買います。 それが大人数ともなると、攻撃対象になるのかも知れません。

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ところで、フランスの大統領サルコジ自身が、ハンガリーからの移民の二世であり、母方はユダヤ人の家系だそうです。 自らが差別される少数派だから、一種の近親憎悪として北アフリカ系の移民に対して、辛くあたるのでしょうか?

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現代の日本は、他の人種・民族との融和や受け入れが、それほど容易な国ではありませんが、宗教に関しては鈍感というか、寛容です。神仏習合というか神仏混淆の歴史が日本にあり、奇妙な形で外来宗教と土着宗教が融合していた時代があります。(それについては、後日、弊ブログに紹介します。実は昨日と今日、オヒョウはY博士と新潟県と長野県の火祭りを見物しましたが、いろいろ気づいた点があります)

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日本ではイスラム教徒を異端視したり敵視する人は少ないでしょう。それはいいことでしょうが、大陸国家の人は別の意見かも知れません。

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臓器移植をする際、外来の臓器を異物として排除する拒絶反応は、大きな問題です。 しかし拒絶反応は、見方を変えれば、生命を維持する上で極めて重要な免疫反応です。異教徒を排外する事は、忌むべき拒絶反応ですが、民族のアイデンティティを守る為に必要不可欠な免疫反応であるという見方もあるでしょう。しかし、イスラム教徒や北アフリカ系移民を狙い撃ちにして辱めたり、嫌がらせをする事が、文明国のする事とは思えません。

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では、どうするべきか・・?オヒョウならこうします。

1.へジャブ(スカーフ)については、学校での着用を認めるが、フランス製のエルメスとセリーヌのブランドに限る。(そうすれば、フランスへの忠誠心があるものとみなす)。

2.ブルカについては、公共の場所での着用を認めるが、本人が、自分の容姿・美貌が犯罪的と言えるほど素晴らしいと認める場合に限る。それほどの自信がない場合は、着用を認めない。

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うーむ、その結果、パリやマルセイユの街がブルカだらけになったらどうしましょうか・・・。


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