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【 駅伝讃歌 】 [雑学]

【 駅伝讃歌 】 

この前の日曜日にTVを付けると、民放チャンネルで大学対抗の男子駅伝を中継していました。 出発点は熱田神宮で、ゴールは伊勢神宮です。

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実況中継をするアナウンサーが面白い事を言っています。

「 大学対抗駅伝というと、やはり、お正月の箱根駅伝が有名ですが、あれは関東の大学だけが参加し、どんなに優秀なランナーがいても、関東圏以外の大学は参加できません。 それに比べると、この駅伝は、全国から実力校が集まります。本当に権威があるのは、こちらの駅伝です」 と、読売新聞をかなり意識したような不思議なコメントです。

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しかし、アナウンサーには気の毒ですが大学スポーツの権威は、決して実力だけで決まるのではありません。 大学野球だって、本当に実力があるのは東京六大学ではなく、首都大学リーグの方でしょう。それでも知名度は東京六大学の方が優り、高校球児達はそちらに憧れます。

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ボートだって、早稲田・慶応が一番とは限りません。東大・一橋や京大が実力で一番とも思えません。 それでも大学対抗のボートレースは、伝統のある学校の方が脚光を浴びます。 ちょっと理不尽な気もしますが。これは日本だけではありません。 米国のアイビーリーグも、多くの大学スポーツで有名ですが、実力が一番という訳ではなさそうです。

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それはともかく、これはちょっと曲が無いなあ。せっかく、有名な神宮を起点にしているのだから、ちょっと歴史パロディの要素を混ぜればいいのに。例えば、スタート地点を熱田神宮とするなら、終点を桶狭間にする駅伝とか・・・。勿論ランナーは甲冑武具を携えて走るわけです。駅伝の名前は・・・そうですね。信長駅伝とか。それ以外にも、歴史にちなんだレースはいろいろできそうです。

備中高松をスタートにして、ゴールを山崎天王山にする、秀吉レースとか・・・まさに陸上競技の天王山とアナウンサーが絶叫しそうです。

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もともと、マラソンだって古代ギリシャのマラトンの戦いにちなんでいるのですから、駅伝もそれにならっていいはずです。

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それに駅伝はもともと、伝令や通信兵の業務がスポーツになったものですから、やはり通信が絡んだ駅伝がいいですね。江戸を出発して播州赤穂に至る駅伝には、タスキの中に「殿、殿中松の廊下にて吉良上野介に刃傷、ご切腹」と書いた手紙を入れる事になります。

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そして世界最長の駅伝レースとして、宇佐八幡宮神託レースというのはどうでしょうか? 平城京を出発して関門海峡を橋で渡り、宇佐神宮で神託を受けて帰るのです。男子の部の優勝チームには和気清麻呂賞を、女子の部の優勝チームには、和気広虫賞を与えるのです。最下位のチームには、男子は別部穢麻呂賞、女子には別部広虫売賞を、そしてタスキをつなげなかったチームには、弓削道鏡賞ですね。 スポンサーは、神託駅伝の名前にちなんでOracleあたりになって貰えばいいでしょう。もっとも、それで箱根駅伝以上の人気がでるとは思えませんが・・。


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